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2011年1月14日

全ての事務室、並びに大部分の共用部にLED照明を使用したオフィスビルが完成
~ 使用電力量を年間88,200kWh削減するネクストサイト深川ビル ~

株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 沖田章喜、東京都港区、以下NTTファシリティーズ)が設計監理をした、株式会社NTT東日本プロパティーズ(代表取締役社長 前田幸一、東京都新宿区西新宿、以下NTT東日本プロパティーズ)のテナントビルであるネクストサイト深川ビル(鉄骨造、地上6階建、延べ床面積約5,900m2、東京都江東区)が、全ての事務室や大部分の共用部にLED照明を使用することで大幅な省エネと環境負荷低減を実現し、2010年12月に竣工しました。

1.背景と目的

日本の民生部門における大きな省エネを達成するために、LED照明は大きな効果があり、価格の低下や性能の向上と共に普及が始まっています。NTT東日本プロパティーズが建設するオフィスビルにおいては、これまでも廊下、トイレなどの共用部にLED照明を採用していましたが、環境負荷低減へのさらなる取組みとして、ネクストサイト深川ビルでは全ての事務室へ採用しました。

2.LED照明採用概要

(1)LED照明器具概要

LED照明は下記の特徴があります。

  • 省電力:発光効率が高く、従来照明に比べて消費電力を約50%削減する
  • 長寿命:耐用年数が長く、器具交換の手間・費用を減らす
  • 安全性:ガラスを使用しておらず、破損の心配がない
  • 環境性:水銀などの有害物質を使用しないため、環境に優しい
  • 熱効率:従来器具に比べて発熱量が低いため、空調負荷を低減する

(2)ネクストサイト深川ビルにおける省エネ効果

建物内の主要照明を全てLED照明にすることにより、事務室全体(占有部)では年間約88,200kWhの使用電力削減が見込まれ、年間約194万円の電気料金削減が可能です。
(照明使用条件:年間250日×12時間/日、新電力料金目安単価22円/kWhにて計算)

この結果、年間約37tのCO2排出量削減が可能となり、大きな環境負荷低減が実現できます。
(CO2実排出係数 0.418kg/kWhにて計算)

3.その他の環境負荷低減施策

ネクストサイト深川ビルではLED照明の全面的な採用の他に、下記の環境負荷低減施策を効果的に取り入れて、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランクを達成しています。

  • 維持管理の容易な外装計画
  • 開口部に高射熱、ペアガラスの採用による外部熱負荷低減
  • シックハウス対策の徹底、ゼロアスベスト仕様の徹底
  • 人感センサーによる照明制御
  • 太陽光発電設備の導入
  • 開口部を一部可動とし、中間期の自然通風確保
  • 階段、トイレ等の共用部を西側に配置し、西日による熱負荷低減
  • 図1 外観
図1 外観
  • 図2 オフィス
図1 オフィス
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
   NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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