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2011年7月26日

停電対応型太陽光発電システムの営業開始について

株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:沖田 章喜)は、停電対応型太陽光発電システムのサービスメニューを充実させ、停電時に電気を使用でき更に公共・産業用では初となるピークカット機能*1による節電対策が可能な、「停電対応型太陽光発電システム」の営業を開始します。

1.背景と狙い

現在、普及している産業用太陽光発電システム(系統連系型)は電力系統が停電すると発電を停止してしまうものが一般的です。そのため、先般の東日本大震災発生時の停電やその後の電力不足における計画停電時に、太陽光発電システムの電気が利用できず残念であった旨の意見が寄せられました。

地球温暖化防止への取り組みとしてCO2削減効果が期待される太陽光発電システムは、今後益々普及が進んでいきます。そうした中、昨今の省エネや防災意識の高まりによりCO2削減だけでなく、節電や停電対策も期待されています。NTTファシリティーズは、停電対応型太陽光発電システムのサービスメニューを充実させることで、これらのニーズに対応していきます。

2.システム概要と特徴

停電対応型太陽光発電システムは、機能別に3つのタイプ(Type1,Type2-1,Type2-2)があります。

共通機能として、通常時は発電した電気を自家消費もしくは電力会社へ売電を行い、停電時はパワーコンディショナ(以下、PCS)*2が自立回路*3に切替わり停電時使用負荷*4へ電気を供給します。なお、それぞれの特長は次のとおりです。

(1)Type1
停電時の昼間のみ電気を使用可能で、夜間・不日照時には使用できません。
(2)Type2-1
停電時は、夜間・不日照に関係なく電気を使用可能です。
(3)Type2-2
停電時の機能は、Type2-1と共通で、更に通常時はピークカットを目的に蓄電池から放電をおこない節電対策が可能です。
■停電対応型太陽光発電システム構成
停電対応型太陽光発電システム構成
■停電対応型太陽光発電システム サービスメニュー
サービスメニュー PCS 蓄電池 PCS容量 停電時使用負荷
自立
回路
ピーク
カット
Type1 自立回路付システム - - 10kW、100kW
(250kW、500kW)
TV、ノートPC、携帯電話
Type2-1 自立回路+蓄電池付システム - 10kW、100kW
(250kW、500kW)
上記に加え、
照明、NW機器、固定電話
防災無線、空調、給水ポンプ
Type2-2 自立回路+蓄電池付システム
(ピークカット機能付)
10kW、100kW
※カッコ内のPCSについては、別途相談下さい。

3.今後の予定

Type1,Type2-1については2011年7月下旬より営業・販売を開始します。また、Type2-2(開発中)については2011年11月からの販売となります。

なお、既設太陽光発電システムについても、Type1,Type2-1への改造が可能であり、お客様の幅広いニーズに応えてまいります。

用語説明

*1 ピークカット機能
ピーク電力を抑えるために蓄電池から放電を行い、電力系統からの買電量を調整する機能。
*2 パワーコンディショナ(PCS;Power Conditioning System)
太陽電池で発電した電気は直流であり、この発電した電気を電力系統へ流す際、系統と同じ交流に変換するための装置。
*3 自立回路
停電時、PCS交流出力回路を切替え太陽光発電の電気を供給する専用回路。
*4 停電時使用負荷
電力系統が停電した場合でも継続して使用したい電気機器。なお、精密機器・医療機器・動力系(エレベータ、製造ライン)負荷については対象としておりません。
本件に関するお問い合わせ先
報道機関からのお問い合わせ
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
一般のお客様からのお問い合わせ
コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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