2011年10月19日

ICT装置ラック用免震装置の新シリーズ販売開始について

 株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長:沖田 章喜)は、ヤクモ株式会社(代表取締役社長:土屋 雅之)との共同開発によるICT装置ラック用免震装置の新シリーズを2011年10月19日より販売開始いたします。

1.背景と狙い

 ICT環境の充実により非常に効率的で便利な社会環境が形成されています。一方で、それが利用できなくなった際の問題も格段に大きくなっており、事業継続の観点からも、ICT装置の地震対策は早急に取り組まなければならない重要事項です。当社では情報通信設備の耐震信頼性を確保するために様々な装置類の耐震対策に取り組んできました。当社とヤクモ(株)が共同開発したICT装置ラック用免震装置は、サーバルームの地震時の床の揺れを大幅に低減して装置の地震被害を防止するものであり、震度6強から震度7相当の地震を想定した振動実験により性能を確認しています。今回販売を開始する新シリーズは、揺れの大きさを抑制する減衰機構を新たに組み込んだものであり、従来の製品では許容されなかった、より揺れの大きな階への設置を可能としています。

図1:ICT装置ラック用免震装置外観

ICT装置ラック用免震装置外観

※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

2.本製品の特長

 主な特長は次の通りです。

  • 水平加速度の低減効果
    サーバに生じる水平加速度を設置床面の水平加速度よりも大幅に低減

    図2:三次元振動台による試験データ
    (1995年兵庫県南部地震:神戸海洋気象台での観測記録による試験)

    三次元振動台による試験データ

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  • 減衰機構による水平変位の抑制
    三次元振動台による試験により、適切な減衰性能を設定しています。
    加速度の低減効果と免震装置の変形量は、免震装置の減衰性能により変化します。

    図3:三次元振動台による試験状況

    三次元振動台による試験状況

  • 原位置への復帰
    地震の揺れが治まった時に、サーバが地震前の原位置に概ね復帰します。原位置への復帰により、復旧作業をすることなく継続的に運用でき、余震に対するリスクも軽減されます。

    図4:原位置に戻るしくみ

    原位置に戻るしくみ

    ※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

  • 設置場所に合わせて動作範囲を選択可能
    一般に、免震装置の動作範囲は低層階よりも高層階の方が大きくなります。本シリーズでは最大変位量335mmの「高性能モデル」と250mmの「省スペースモデル」を用意しており、設置場所に合わせて適切な装置を選択することができます。
  • フェールセーフ機構の完備
    適切な設置を行うことにより、万が一想定を超える地震に見舞われ、免震装置が許容動作範囲を超過して衝突したとしても、本免震装置は床と本装置及び本装置とラックをそれぞれ固定する仕様となっており、ラックが転倒することを防ぎます。
  • メンテナンスフリー
    一度設置した後は、面倒な調整やメンテナンスが不要です。

3.本製品の主な仕様

本製品の主な仕様

※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

4.販売価格

1ラックあたり標準販売価格30万円から ※製品の型式毎に異なる。

5.売上目標

年間600台

本件に関するお問い合わせ先
報道機関からのお問い合わせ
(株)NTTファシリティーズ 総務人事部 広報室 TEL:03-5444-5112
一般のお客様からのお問い合わせ
コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時まで(土・日・祝日はのぞきます)

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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