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2012年8月7日

仙台市田子西エコモデルタウンにおいてエネルギーマネジメントシステムを構築
~ 「平成24年度仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業〔田子西地区〕」の 事業体構成企業に選定される ~

株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:筒井 清志)、国際航業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中原 修)、東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山村 雅之)は、このたび、仙台市が公募した「平成24年度仙台市エコモデルタウンプロジェクト推進事業〔田子西地区〕」において事業体構成企業として選定されました。この事業は、総務省の「被災地域情報化推進事業」の補助を得て実施されるものです。

本事業は、まちづくり事業との一体的推進が必要なことから、田子西土地区画整理事業の業務代行者である国際航業株式会社と、多様かつ効率的なエネルギーの利用や情報通信技術を駆使したエネルギーマネジメントシステム構築で豊富な実績を有する株式会社NTTファシリティーズ、及び東日本電信電話株式会社の三社で構成する事業体 「(仮称)一般社団法人仙台グリーン・コミュニティ推進協議会」を設立する予定です。

本事業は、仙台市震災復興計画にエコモデルタウンを実現する地区として位置づけられている仙台市田子西土地区画整理事業地内において、被災地域の復興を促進するため創設された「仙台市スマートグリッド通信インタフェース導入事業費補助金」を活用し、住民の皆さんが実際に生活する住居等へのエネルギー供給、エネルギーマネジメントシステムの導入・運用を行う日本初のモデルになります。

さらに、スマートグリット通信インタフェースの構築と国際標準化、非常時のエネルギー確保や、平時の高いエネルギー効率と経済性の両立を図る仙台モデルの構築を目指します。

本事業で整備する設備は、仙台市復興公営住宅(4棟・176世帯)及び一般販売を予定する戸建て住宅(16戸)を対象とします。

仙台市復興公営住宅には、太陽光発電システム、ガスコージェネレーションシステム(CGS)*1、蓄電池、スマートメーター等を設置し、各戸にはエネルギー使用量の「見える化」を行うためのICT端末を設置するほか、エネルギーマネジメントシステム(以下、「EMS」という)*2を開発し、太陽光発電システム、CGS等の分散電源の有効利用を図ります。

戸建て住宅においては、太陽光発電システム、燃料電池、双方向インバーターを搭載した電気自動車用充電器(または定置型蓄電池)を設置し、住宅用エネルギーマネジメントシステム(以下、「HEMS」)を構築します。

各装置は標準的な通信インタフェースを装備し、各装置とサーバ間で双方向通信を行うことにより、エネルギーの効率的なマネジメントを実現します。

1. 事業概要

  1. (1) 事業名称 平成24年度エコモデルタウンプロジェクト推進事業〔田子西地区〕
    (仙台市スマートグリッド通信インタフェース導入事業費補助金補助事業)
    ※ 総務省の「被災地域情報化推進事業」の補助を得て実施されるもの
  2. (2) 事業内容
    1. 1. 整備事業
      • (ア) 対象施設の各戸に電力使用量の「見える化」を行うための設備を設置する。
      • (イ) 太陽光発電、ガスコージェネレーションシステム、蓄電池、スマートメーター、エネルギーマネジメントシステムなどを設置する。
    2. 2. 運用事業
      整備事業の完了後、非常時の電力供給や平常時の電力需給調整を実施することで、EMSを用いたビジネスモデルを構築する。
  3. (3) 事業の実施場所
    宮城野区田子西地区(田子西土地区画整理事業区域内)
  4. (4) 事業の対象とする施設
    復興公営住宅(4棟・176世帯)及び戸建て住宅(16戸)
  5. (5) 事業実施期間
    整備事業は平成24年度内に事業が完了する単年度事業、運用事業は整備事業の完了後、原則として平成34年度末までの10年間実施する複数年事業とする。

2. システム概要(イメージ)

システム概要(イメージ)
※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

用語説明

*1 ガスコージェネレーションシステム(CGS)
ガスコージェネレーションシステムとは、ガスを使って電気と熱を取りだし、利用するシステムのことです。
*2 エネルギーマネジメントシステム(EMS)
効率的なエネルギー管理(省エネ・節電、計画的なエネルギー配分)を行うシステムのことを言います。
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
   NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

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