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2012年10月11日

「F佐倉太陽光発電所」の竣工式を実施

株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井清志)は、国が推進する自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献、及び太陽光発電に関する更なるノウハウ獲得・蓄積のため、当社において初めての太陽光発電事業用サイトとなる「F佐倉太陽光発電所」の竣工式を10月10日に実施しました。本発電所の技術的特長は、文化財保護のため、置き式の基礎を採用していること、3種類の500kW大容量パワーコンディショナ(PCS)を導入し、PCSがシステム性能に与える影響を定量的に比較評価ができること、ストリング単位で太陽電池の発電量を評価して、不具合の早期発見により発電量の最大化が実現できることがあげられます。

完成写真
完成写真
竣工式の模様(テープカット)
竣工式の模様(テープカット)

1. F佐倉太陽光発電所の概要

施設名称:
F佐倉太陽光発電所
事業者:
株式会社NTTファシリティーズ
発電開始日:
平成24年10月1日
設置容量:
2,025kW
想定年間発電量:
2,200MWh (一般家庭消費電力 約600世帯分)
設備の特長:
  • 文化財保護のため、置き式の基礎を採用
  • 3種類の500kW大容量パワーコンディショナ*1を導入
  • ストリング*2単位で発電量の妥当性を評価

2. F佐倉太陽光発電所の技術的特長

  1. 基礎

    埋蔵されている文化財への影響を最小化するため、置き式の基礎を採用し、造成後の状態で配置できるように配慮しています。また、繁殖力が強く密生する特長をもつクローバ等の植生を進めることにより、サイト内の雑草を抑制することが期待できます。

  2. 架台

    当社が開発したスチール製V型架台を採用しています。支柱構造をV型にすることで、強度の確保と部材数・接合部数の低減を両立しました(当社従来架台比で構築費を約30%削減可能)。

  3. パネル
    種類:
    多結晶太陽電池モジュール
    容量:
    225W
    サイズ:
    1652 × 994 × 46(W × D × H mm)
  4. パワーコンディショナ*1

    3種類の500kW大容量パワーコンディショナを導入することにより、発電特性評価等の実運用における比較評価を行います。

  5. 発電診断システム

    当社独自の発電診断システムの導入により、気づきにくい故障や不具合等、発電量を診断できます。具体的には、診断レポートによる発電性能の見える化が可能であること、遠隔自動診断により維持管理稼働が削減できることがあげられます。さらに、ストリング*2、接続箱、PCS単位等、システムに応じてきめ細やかな発電診断の比較評価も可能です。

3. 今後の予定

太陽光発電システムインテグレーションのリーディングカンパニーとして、引き続き自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減に貢献してまいります。

用語説明

*1 パワーコンディショナ
太陽電池から発電された直流の電気を、電力系統と同じ交流の電気に変換する装置
*2 ストリング
太陽電池の1直列回路(本サイトでは1直列15枚となっている)
【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
   NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp

ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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