2013年6月7日
「F白州太陽光発電所」の竣工式を実施
株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長 筒井清志)は、国が推進する自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献、及び太陽光発電に関する更なるノウハウ獲得・蓄積のため、当社において6ヵ所目の太陽光発電事業用サイトとなる「F白州太陽光発電所」の竣工式を6月7日に実施しました。
本発電所は、国内有数の環境先進自治体である北杜市にて、国内トップの金属屋根メーカーである元旦ビューティ工業株式会社の白州技術センターの敷地を賃借し構築しました。
本発電所の技術的特長は、置き式の基礎を採用していること、日照条件に合わせた太陽電池とパワーコンディショナ(PCS*1)の最適容量を選定していること、ストリング*2単位で太陽電池の発電量を評価して不具合を早期発見することにより、発電量の最大化を実現できることがあげられます。
竣工式の写真
1.F白州太陽光発電所の概要
- 施設名称:
- F白州太陽光発電所
- 事業者:
- 株式会社NTTファシリティーズ
- 発電開始日:
- 平成25年6月3日
- 設置容量:
- 1,600kW
- 想定年間発電量:
- 1,900MWh (一般家庭消費電力 約530世帯分)
2.F白州太陽光発電所の技術的特長
- 基礎
置き式の基礎を採用し、造成後の状態で配置できるようにしています。 - 架台
当社が開発したスチール製V型架台を採用しています(設置角度:15度)。支柱構造をV型にすることで、強度の確保と部材数・接合部数の低減を両立しました(当社従来架台比で構築費を約30%削減可能)。 - パネル
- 種類:
- 多結晶太陽電池モジュール
- 容量:
- 290W
- サイズ:
- 1,956×992×50(W×D×Hmm)
- PCS
日照条件に合わせた太陽電池とPCSの最適容量を選定しています。 - 発電診断システム
当社独自の発電診断システムの導入により、気づきにくい故障や不具合等、発電量を診断できます。具体的には、診断レポートによる発電性能の見える化が可能であること、遠隔自動診断により維持管理稼働を削減できることがあげられます。さらに、ストリング、接続箱、PCS単位等、システムに応じてきめ細やかな発電診断の比較評価も可能です。
3.今後の予定
太陽光発電システムインテグレーションのリーディングカンパニーとして、引き続き自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減に貢献してまいります。
用語説明
- *1 PCS
- 太陽電池から発電された直流の電気を、電力系統と同じ交流の電気に変換する装置
- *2 ストリング
- 太陽電池の1直列回路(本サイトでは1直列12枚となっている)
※「山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例」の維持管理計画を掲載しました。(2022年6月17日追記)
- 【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
- NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
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