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2014年11月17日

地震後の建物安全度判定サポートシステム「揺れモニ®」に新機能を追加
~複数ビルを所有するビルオーナー向けに「複数ビル情報表示機能」を追加~

 株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井 清志、東京都港区、以下NTTファシリティーズ)は、地震直後に建物の安全度判定情報を提示するシステム「揺れモニ®*1」に新機能「複数ビル情報表示機能」を追加します。
 今回の新機能追加により、オフィスビルや公共施設等のほか、デベロッパーや行政等の複数ビルのビルオーナー向けにも展開を図り、「揺れモニ®」の年間100棟の導入を目標に構造ヘルスモニタリングでのトップシェアを目指します。

1.背景

 NTTファシリティーズでは、東日本大震災直後に発生した、建物継続使用に関する不安の声や、建物安全度の調査に費やす費用と時間の解消のニーズに応えるため、地震後に建物安全度の判定をサポートする「揺れモニ®」を昨年10月より販売しています。「揺れモニ®」は高い判定精度とコストパフォーマンスが高く評価され*1、販売以降、約30棟のビルへ導入されています(導入予定含む)。
 従来の「揺れモニ®」は導入ビル内での情報表示のみでしたが、複数のビルを所有するビルオーナーより、地震直後の調査や対策の優先順位づけに「揺れモニ」を活用するため、複数ビル表示機能の追加を求める声に応え、複数ビルの情報をどこからでも遠隔監視できる新機能を追加しました。

2.新機能の主な内容

「複数ビル情報表示機能」の追加

 複数のビルを所有するビルオーナーは、地震後、保有しているすべてのビルの被害状況を把握し被害があるビルの対策を行う必要がありますが、実際に現地へ行かなければ被災状況が把握できないため、地震直後の調査や対策の優先順位づけが大きな課題となっています。このような課題を解決するため、オプションとして「複数ビル情報表示機能」を追加しました。建物安全度を一覧で表示することで、地震直後の駆け付け、現地調査が効率的に行えるようサポートします。

図1 システムイメージ
図1 システムイメージ

主な機能

  1. ①各建物の安全度を色別に表示
    各建物の安全度を危険度の高い方から順に赤、黄、青に分類し一覧で表示します。
  2. ②地図表示の追加
    駆け付けや現地調査の効率を高めるため、地図表示を追加しました。保有する各建物を危険度の高い順に赤、黄、青に色別しプロット表示します。
  3. ③駆け付け優先度を支援する分析グラフ情報の表示
    建物の損傷度や変形の度合、揺れの大きさを示す数値をグラフ上でプロット表示することで、建物の駆け付け優先度の判定を支援します。
図2 PC表示画面
図2 PC表示画面
※図をクリックすると、拡大表示でご覧になれます。

3.今後の展開

 今回のオプションの追加により、オフィスビルや公共施設等のほか、複数ビルのビルオーナー向けにも展開を図り、「揺れモニ®」の年間100棟の導入を目標とします。
 NTTファシリティーズは、地震発生時の即時対応フェーズから地震到達後の応急復旧フェーズまでのトータルサポートを実現し、今後発生すると言われている首都直下地震や東海・東南海地震等の災害対策に対して、幅広く支援し、Smart&Safetyな街づくりに貢献してまいります。

4.その他

*1 「揺れモニ®」の主な特長

(1)判定精度が高い
加速度センサーをビル全階に設置し、他社従来品よりも多い3つの指標(層間変形角(垂直傾斜)、固有周期(建物剛性)、傾斜(水平傾斜))を用いて判定するため精度の高い判定が可能。

(2)システム構築価格を低コスト化
加速度センサーの独自開発により、他社製品の約2~3割のコスト低減を実現

(3)故障発生時の駆付け修理、定期メンテナンスまでワンストップでサポート
当社監視センタ(FOC:ファシリティーズ オペレーションセンター)がシステム稼働状況を24時間体制で遠隔監視し、システム異常が発生しても速やかに修理、正常稼働を常に維持。

本件に関するお問い合わせ先
報道機関からのお問い合わせ
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
一般のお客様からのお問い合わせ
コンタクトセンタ 0120-72-73-74
午前9時~午後5時(土・日・祝日はのぞきます)

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