2014年12月5日
「F日光太陽光発電所」の竣工について
株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:筒井清志)は、国が推進する自然エネルギーの普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献及び太陽光発電に関する更なるノウハウ獲得・蓄積を目的に発電事業を展開しているところですが、この度、栃木県日光市に当社において38ヶ所目の太陽光発電事業用サイトとなる「F日光太陽光発電所」を建設し、12月5日に竣工式を実施しました。


1.F日光太陽光発電所の概要
- 施設名称:
- F日光太陽光発電所
- 事業者:
- 株式会社NTTファシリティーズ
- 発電開始日:
- 2014年11月19日
- 設置容量:
- 2,478kW
- 想定年間発電量:
- 2,740MWh(一般家庭消費電力量 約760世帯分)
2.F日光太陽光発電所の技術的特徴
DC1000Vシステム
ストリング*1の最高直流電圧を1000Vまで高めた太陽光発電システム。高電圧化により、従来のDC600Vシステム(最高電圧600V)に比べてストリング数を最大40%削減できます。また、PCS*2の大容量化も行い、例えば2MWの発電サイトではPCS、PCSパッケージ*3をそれぞれ1台削減できます。これにより、構築コストのさらなる低減を可能にしています(図1)。
さらに、高電圧化により、直流配線損失の低減及びPCS変換効率の向上も実現でき、一般的には70%程度であるシステム総合効率を最高90%まで高めることが可能となります(図2)。
発電診断システム
当社独自の発電診断システムの導入により、気づきにくい故障や不具合等、発電量を診断できます。具体的には、診断レポートによる発電性能の見える化が可能であること、遠隔自動診断により維持管理稼働が削減できることがあげられます。さらに、ストリング、接続箱、PCS(パワーコンディショナ)単位等、システムに応じてきめ細やかな発電診断の比較評価も可能です。
用語説明
- *1 ストリング
- 太陽電池の1直列回路単位
- *2 PCS(パワーコンディショナ)
- 太陽電池から発電された直流の電気を、電力系統と同じ交流の電気に変換する装置
- *3 PCSパッケージ
- パワーコンディショナの収容箱
- 【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
- NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp
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