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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2015 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

研究開発体制の整備・促進

ファシリティーズ・イノベーションセンター(新大橋ビル)を通じた
積極的な実証研究の推進

NTTファシリティーズ新大橋ビルは、研究開発オフィスと試験検証施設を統合した、「次の20年を見すえた実証実験型オフィス」です。2014年に江東区の隅田川沿いにオープンした同ビルにおいて、私たちは、自らのワークプレイスを実験対象として、環境面から安全面に至るまで、多面的に次世代のオフィスファシリティの在り方を検証しています。
新大橋ビルは、その先進的な技術を多数盛り込んでいることも特徴です。耐震・免震性はもちろん、自然通風や地中熱の利用、新開発の輻射空調システムの導入などにより省エネにも配慮しました。使いやすさも特徴で、内部のレイアウト変更が容易にできる構造になっています。
また、このビルでは、通常はオフィスに設置するICT装置をビル内のデータセンターへ集約し、オフィスからICT装置を物理的に分離することで、ICT装置とワーカーのそれぞれに最適な環境を構築し、その省エネルギー性や快適性等を定量的に示しました。同時に、ビル全体の情報をICTにより統合的に扱うことで、ビルの運用を最適化するとともに、さらなる省エネルギーを実現しました。1年間の実測の結果、一般的なオフィスビルと比較して一次エネルギー消費量を約60%低減しました。また、データセンターにおいては、一般のデータセンターと比較して、電源システムと空調システムの消費電力を約45%削減しました。
本ビルは実証実験型の研究開発オフィスであり、「自らが開発したものを自らが体験する」ことで、技術を継続的に研鑽します。さらに、積極的にオフィスを公開する等、普及促進に向けた課題にも取組み国内外のビルに広く導入展開することで、地球温暖化防止に貢献しています。
これらの先進的な取り組みは内外で注目を集めており、同ビルは2015年に日経新聞社主催による「第28回日経ニューオフィス推進賞」、2016年には環境省の「平成28年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構主催の「第6回サステナブル建築賞」を受賞するなど高く評価されています。

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