トップメッセージ
株式会社NTTファシリティーズ
代表取締役社長
一法師 淳
重みを増し続ける、ファシリティの担う社会的意義
持続可能な社会の実現へ、お客様をはじめステークホルダーの皆様と協働し、価値を提供し続ける。2018年度は、私たちグループ社員の多くが、改めてファシリティの持つ可能性と責務を実感する一年でした。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」は今や社会の幅広い方々の耳目を集め、誰もが活き活きと安心して暮らせる社会、豊かな地球を次世代に託せる社会の実現へと、グローバルに取り組みが進んでいます。また、日本政府が推進する「Society 5.0」では、IoTで全ての人とモノがつながった革新的な社会基盤の整備がめざされ、産官学連携での取り組みが続いています。このような中、社会インフラを支える私たちに対する期待も、日々高まっています。先進的な技術を取り入れさらなる安心や便利を実現するソリューションの開発・提供は勿論、サイバーセキュリティや自然災害などによるインフラを守り続ける仕組みの強化など、ファシリティの担う社会的意義を胸に取り組む私たちの価値創造の成果を、当報告書から実感いただければ嬉しく思います。
新たな事業構想のもと、私たちならではの街づくりをめざす
2019年7月、私たちの挑戦は新たなステージに入りました。現在、NTTグループは中期経営戦略の一環として、「街づくり」を推進しています。地域社会の経済発展と社会的課題の解決をめざす、個性豊かで活力ある街づくりを、「コミュニティ」「イノベーション」「ダイバーシティ」「レジリエンス」という4つのバリューをもとに実現していきます。その中核会社としてNTTアーバンソリューションズが設立され、NTTファシリティーズはNTT都市開発とならぶ主要子会社として一翼を担うとともに、NTTグループ各社と連携します。
これら「街づくり推進事業」は、私たちの長年の経営資源を活かしつつ新たな可能性へと導くものです。私たちは、企業ビジョンに掲げる「Smart & Safetyで持続可能な社会の実現に貢献し続ける」のもと、社員と共に社会に貢献し「選ばれ続ける会社」、そして、エネルギー・建築・ICTの先進企業ならではのイノベーションで「輝き続ける会社」としてさらなる成長をするために、日々挑戦していきます。皆様からは変わらぬご支援・ご協力を頂戴できれば幸いです。
NTTアーバンソリューションズの
事業開始について
2019年7月1日、NTTグループは、街づくり関連事業の事業基盤を集約・強化するため、関連事業を一括管理する新会社として「NTTアーバンソリューションズ」グループを発足しました。NTTアーバンソリューションズは街づくり事業に関するグループの窓口となり、情報や資源を一元管理しながら各種事業を推進します。またNTTファシリティーズはNTT都市開発とともに主要子会社としてNTTグループ各社と連携し、各都市さらには各地域がめざす個性豊かで活力ある街づくりを実現していきます。
会社名 | NTTアーバンソリューションズ株式会社(英文名:NTT Urban Solutions, Inc.) |
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所在地 | 東京都千代田区外神田4丁目14番1号 秋葉原UDX |
代表者 | 代表取締役社長 中川 裕 |
事業内容 |
・街づくり事業に関する窓口 ・街づくり関連情報の一元管理 ・NTTグループ・パートナー企業商材のコーディネート |
資本金 | 1,083億円 |
株主構成 | 日本電信電話株式会社 100% |
主要子会社 |
NTT都市開発株式会社 株式会社NTTファシリティーズ |
社員数 | [単独] 約 300名 [連結] 約 6,700名 |