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【両社のこれまでの取り組みと背景】 |
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NTTデータはコンピュータ、ネットワーク、インターネットおよび自社のコンピュータビル設備の運用・保守に関わるノウハウを活用してLONWORKSにいち早く取り組んでいます。平成11年12月にはエシェロン社からLONWORKSのSIベンダとしての実力認定である「ネットワーク・インテグレータ認定」を受け、平成12年7月からは日本唯一の認定研修機関として国内におけるLONWORKSの技術者育成にも協力しています。また、自社ビルにおける技術検証のため、平成13年3月末竣工の東京・駒場の自社研修センターにおいてはLONWORKSを全面的に活用した設備制御・管理を実現しています。最近では、戸田建設?と共同で戸田建設の八重洲本社ビルをLONWORKSにより全面リニューアルするなど、新築、リニューアルを問わず、LONWORKSによる設備構築事業にも取り組んでいます。
NTTファシリティーズは、総合エンジニアリング・サービス企業として数々の建物、再開発プロジェクトの設計、施工監理を手がけてきています。また、設計・施工監理業務の他、経営資源としてのビルを最適化するファシリティマネジメント(FM)事業についても事業の重要な柱と位置付け、eリニューアル事業、ビル管理業務、建物診断・省エネルギー診断等の各種診断業務を展開しています。ビルディング・オートメーション・システムについても、従来からビルディング・エンジニアリングの重要な技術の一つと位置付け、商品開発を行っています |
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【両社の協業のねらい |
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今回の協業合意により、NTTデータは、NTTファシリティーズの建築設計・工事・監理、空調機器等の制御方式等についてのノウハウを得て、設備制御方法の改善・高度化、既存ビルへのLONWORKS導入方法や各種インタフェース装置の開発、病院、商業施設等、特殊な制御を要する設備制御への対応などを進め、LONWORKSビジネスの一層の拡大を目指します。
また、NTTファシリティーズでは、NTTデータのLONWORKSノウハウを活用し、IT環境に対応する付加価値の高い建築物の提案力を強化するとともに、eリニューアル事業、ビル管理業務、建物診断・省エネルギー診断等のファシリティマネジメント事業の拡大を図ります。
NTTデータとNTTファシリティーズは、具体的には以下の業務について共同で推進していくこととします。 |
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(1) |
NTTグループを初め、各種新築ビル、リニューアルビル、および地域再開発プロジクト等におけるLONWORKS利用についての共同提案 |
(2) |
両社のノウハウを活用したLONWORKS対応の各種制御システム、ソフトウエア等の共同開発、販売 |
(3) |
ビル設備以外の分野におけるLONWORKSの利用についての共同検討 |
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【今後の展開】 |
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NTTデータとNTTファシリティーズは、「IP on Everything」をキーワードに、LONWORKSを利用することで建物に関わるすべてのメディアと設備機器をインターネットに統合することを新しいソリューションビジネスとしてとらえ、建物設備に限らず、再開発プロジェクトにおけるタウンマネジメントシステムへの応用等、IT技術と制御技術の複合に率先して取り組んでいきます。
両社は本業務協業により今後3年間で100億円の売り上げを目指すとともに、LONWORKSを核にしたCM(コンストラクション マネジメント)事業への進出についても検討を行っていきます。 |
>>LONWORKS(R)とは
>>LONWORKSと従来のシステム比較 |
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LONWORKS(R)は米国およびその他の国におけるエシェロン・コーポレーションの登録商標です。 |
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【本件に関する報道機関からのお問合せ先】 |
NTTファシリティーズ 経営企画部広報室 MAIL:pr@ntt-f.co.jp |
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