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IT装置の局所冷却用天井マウント型クーラー
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室内機
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室外機

 対人用であるオフィス用空調で採用されているタスクアンビエント空調というコンセプトを、対装置用であるiDC用空調に適用し、部屋全体(アンビエント)の空調に加え、局所(タスク)に冷却ユニット(以下、局所冷却ユニット)を配置し、多様化する各装置の要求に応える局所環境をつくりだします。

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 部屋全体を受け持つアンビエント空調は、従来からの二重床空調方式を採用し、局所的にタスク空調を適応させることで、従来の空調システムにない次の効果が期待できます。

効果1: 局所的な高温領域の改善(局所的な発熱処理)
効果2: 発熱の偏在に効果的に対応することによりアンビエント(ベース)空調の容量を低減
効果3: 装置逐次増設にともなう発熱量の増加に柔軟に対応
効果4: 天井マウント方式の採用によるスペース効率の向上

システムの特徴
(1) 効果的&効率的な局所環境コントロール
   局所冷却ユニットは、IT装置が収納されるラック架列間の通路上部に配置します。これによりエネルギーロスが少ない効果的&効率的な、IT装置の周辺環境のコントロールが可能となります。
(2) リスクを最小限にする局所冷却ユニット(ドレン回避制御
   局所冷却ユニットはIT装置近傍に設置されるため、漏水など装置に与えるリスクを最小限に押さえ込む必要があります。そこで本ユニットは、冷却時に凝縮水を発生させないシステム構成と制御手法を採用しています。
(3) 省エネルギーを追求した高顕熱型
   局所冷却ユニットでは顕熱比=1(室内吸込温度:27℃DB、19℃WB、外気温度35℃)となります。これにより顕熱比が低い汎用パッケージエアコンと比較し、運用費が大幅に低減できます。従来の汎用空調機(店舗用エアコン)を利用した部分冷却に比べ効率が30%向上しています。
(4) 小規模サーバールームへの適用
   タスクアンビエント空調方式のタスク空調としての適用のみならず、小規模サーバールーム等では天井マウント型の利点を活かしたスペース効率の高い空調機としての単独使用や床直置き型空調機との併設も可能です。
図 図
天井マウント型クーラーの単独使用   床面直置き空調機との併設
図
システム展開イメージ

表 製品仕様 ※1台の室外機に対し、室内機2台の同時ツイン方式です。
項目 仕様(50/60Hz)
運転性能 冷房能力 10.0kW
室内ユニット
(1台当たり)
外形寸法 W×D×H 800×600×470mm
風量、機外静圧 25/25 m3/min 30Pa
運転音 42/42 dB(A)
質量 54 kg
室外ユニット 外形寸法 W×D×H 850×315×800mm
風量 45/45 m3/min
運転音 43/43 dB(A)
質量 60 kg
冷媒配管 室内 ガス配管/液配管サイズ 12.7/6.35(フレアナット付)
室外 ガス配管/液配管サイズ 15.88/9.53(フレアナット付)
最大配管長 最大高低差(室外上/下) 80m(相当長90)高低40/20m
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