2013年10月21日
省エネを追求した都市型データセンター「ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)」の実証実験について
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
株式会社NTTファシリティーズ
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:窪薗竜二 以下、NTTスマートコネクト)は、省エネを追求した都市型データセンター「ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)」の運用トライアルを大阪市内のデータセンタービルで10月21日から開始します。本システム構築工事の設計監理は株式会社NTTファシリティーズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:筒井清志 以下、NTTファシリティーズ)で、システム実証実験はNTTスマートコネクトとNTTファシリティーズが共同で実施します。
1.「ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)」の概要
「ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)」は「空冷ヒートポンプパッケージによる従来からの空調機冷却システム」に、「直接外気冷房システム」と「ミスト噴霧による蒸発冷却システム」を組み合わせたシステムです。外気の温湿度条件にあわせて効率的にシステムを制御することでデータセンターの空調消費電力の削減を図ります。
【別紙1】ミスト併用直接外気空冷システム(仮称)「システム概要」(PDF形式 91KB)
特長
省エネルギー
- ①直接外気冷房により空調消費電力の削減を図ります。
- ②ミスト噴霧により取り入れ外気の温度を低下させることで、外気冷房の適用期間拡大を図ります。
データセンターの更なる信頼性の確保
- ①外気の異常高温時、ミスト噴霧で空調機の能力低下及び停止を回避します。
- ②何らかの事情(災害・異常気象等)で外気冷房不可となった場合においても空調循環運転により一定の室内温度の維持が可能です。
2.省エネルギー効果(シミュレーション値)
- 従来の外気冷房を使用しない空調方式に比べ、外気冷房を使用することで37%削減、さらにミスト噴霧を併用することで8%削減、合計45%の空調消費電力の削減を見込んでいます。
- ミスト噴霧で空調室外機の吸気温度低下により排熱温度を低下させ、これによりヒートアイランド現象を抑制し、かつ消費電力の低下によりCO2排出量の抑制も期待できます。
3.今後の予定
NTTスマートコネクトの設備による検証の後、商用ルームの開設をします。
※記載された社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
※「ミスト併用直接外気空冷システム」は現在、NTTスマートコネクトとNTTファシリティーズで共同特許出願中です。
- 【本件に関する報道機関からのお問合せ先】
- NTTスマートコネクト(株) 経営企画部/IDCビジネス部 江藤、北
Mail:pr@nttsmc.com TEL:06-6147-5095 - NTTファシリティーズ 経営企画部広報室
MAIL:pr@ntt-f.co.jp
ニュースリリースに記載されている情報は、発表日時点の情報です。予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。