お問い合わせ

NTTファシリティーズ

メールのアイコン

CSR報告書 2019

HighLight 2019

Case 01 帝京大学 八王子キャンパス SORATIO SQUARE(ソラティオスクエア) 学びの場の未来を育む、価値創造
先進のファシリティで
インフラを革新する

1これからのキャンパスに求められるものを、形にする

大学には、かねてより、教育サービスを提供する機関としての快適性・利便性と、高度な研究を遂行するための機能性・効率性が求められてきました。近年はこれに加え、持続可能な社会に貢献するための環境性・強靭性を実現することも課題となっています。NTTファシリティーズが設計し、2018年4月より供用が開始された帝京大学八王子キャンパス SORATIO SQUAREには、これら社会の期待に応える新たな価値が随所に形づくられています。

2価値創造のポイント

地上22階、地下2階のSORATIO SQUAREには、教室や研究棟は勿論、大ホールや食堂、大学本部などキャンパス内に分散していた機能の集約が求められました。16,000人を超える利用者が集う同施設にはNTTファシリティーズの行動分析や設備レイアウトのノウハウが活かされ、利用者の利便性が高いフロア設計や移動設備の適切な配置が図られています。また随所でIoTや先進的な空調技術の導入が図られ、太陽光や通風・雨水といった自然エネルギーの活用ともあいまって高い環境性を実現しています。
免震構造など先進的な防災設計も大きな特徴です。周辺地域も視野に入れた広域的な地域継続計画(DCP)の拠点施設としての電源や災害用水、防災空地の確保なども心掛けており、地域と共生する帝京大学の姿勢を実現する施設としても注目されています。

ACT Three(学習スペース)の画像

頂部に設けた自然換気窓により,
「風の道」として機能するエントランスホール

キュリオシティホールの画像

地層の断面をイメージして重厚感のある色味で
デザインした1,000人ホール

3成果と今後

こうした成果は、同時期に進められた「駒澤大学開校130周年記念棟(種月館)」プロジェクトにおいて、継続的に展開されています。本プロジェクトでは、先進的なIoTを活用したキャンパスの効率的なエネルギー運用と災害時の防災拠点としての機能を両立する環境調和型キャンパスとして、国土交通省「平成26年度 住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されました。
また、広大な敷地を持つキャンパスの建替え計画は、「街づくり」事業に近似する要素が多くあります。ICT・エネルギーなどを複合化し、地域の課題解決や個性豊かな地域社会の実現に貢献していくことをめざし、街づくりや再開発分野へも、積極的に展開しています。

NTTファシリティーズ エンジニアリング&コンストラクション事業本部
総合エンジニアリング部 建築設計部門 第一設計担当

菊地 眞美

菊地 眞美の画像
PAGE TOP