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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2017 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

HighLight 2017

2016年度活動事例 01

先進的なIoTを活用したキャンパスの効率的な運用

NTTファシリティーズは2013年より「駒澤大学開校130周年記念棟(種月館)」プロジェクトに参加し、記念棟及び低層棟の設計・監理を担当しました。駒沢キャンパス再開発の一環として、低炭素社会を見据えた環境性と有事に備える災害レジリエンスの両立をめざす両棟は、最新のIoT技術を多彩に活用し、国土交通省の「平成26年度(第2回)住宅・建築物省CO2先導事業」の採択を受けています。
まず環境面では、施設の性格上、長期休暇時は人の出入りも少なく稼働エリアも限定的になるなど、施設の利用状況に応じた制御が省電力化に有効です。この対策として、自然通風や自然光活用といった「パッシブ技術」に加え、IoTを活用したきめ細かい電力制御を採用。例えば各施設の温・湿度状況を監視しつつ空調機器を統合・自律制御する水冷式空調制御システム「SmartStream」や、人感センサや明るさセンサと連動した個別自動調光制御システム「FIT LC」などを用い、空調や照明といった主要な電力消費源に大きな節電効果を実現しました。また安全面では、免震構造の採用や非常用発電機の設置に加え、「揺れモニ」による速やかな安全度診断体制も準備し、東京都世田谷区の主要な一時避難施設としての役割に備えています。

IoTを随所に活用した、先進の施設設計

IoTを随所に活用した、先進の施設設計

2016年度活動事例 02

価値を保ち、社会の期待に応え続けるデータセンターづくり

データセンターは、数十年にわたってユーザーひいては社会に機能を提供し続けるものです。従って、その価値を持続的なものとするためには、ユーザーニーズは勿論、社会の要望の変化にも柔軟に対応し続ける必要が生じます。そのためには、設計から増設、更改といった「ライフイベント」に柔軟かつ効率的に対処できる仕組みづくりが不可欠です。
現在建築中のNTTデータ三鷹第二データセンターは、このような観点に立ち、最先端の空調機器・システムの導入は勿論、先進的な設計手法を採用しています。具体的には、高度な解析技術を活用した建物全体のレイアウト検討を設計段階から実施する一方、建物の3次元デジタルモデルに設備情報や管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベース「BIM※」を積極的に用いた設計となっています。これにより、構築時には施設内の各種レイアウトや、工事上の不都合などを事前に確認できる一方、稼働後も定期的な設備管理や設備更改計画の策定が効率的に実施できます。

  • Building Information Modeling

BIM画面の一例

BIM画面の一例
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