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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2017 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

HighLight 2017

2016年度活動事例 01

有事のBCPに速やかな貢献。活躍の場を広げる揺れモニ

内閣府は大規模地震発生後の帰宅困難者への対応及びライフラインの確保にむけ「大規模地震の発生に伴う帰宅困難者対策のガイドライン」を策定し、国民に建物の安全確認がされた場合は建物内で待機するよう促しています。しかし有事には迅速な安全確認を行うことに困難が予測されます。
NTTファシリティーズでは、地震発生直後に建物の安全性を迅速に判定するIoTソリューションとして、2013年より揺れモニを提供しています。揺れモニは、加速度センサーを建物各階に設置して、建物の「変形」「固有周期」「傾斜」「揺れの強さ」「揺れ方」という5 つの指標を総合的に判定。建物の安全性を即時に判断し、分かりやすく表示します。複数拠点の一括監視や、外壁・天井などの非構造部材の被害予測も可能です。また、2016年4月に発生した熊本地震をうけ、新たに「連続地震安全度予測機能」も追加しました。揺れモニは地震直後から事業継続の可否判断ができるソリューションとして高い評価を受け、大阪府大阪市の「梅田スカイビル」や、東京都心のオフィスビルを中心に現在50を超える建物に導入されています。

品川シーズンテラス

品川シーズンテラス

梅田スカイビル

梅田スカイビル

2016年度活動事例 02

新聞の継続発行を守る雷害対策

近年、気象現象の激甚化と、それによる被害の多発が、世界的な問題となっています。なかでも落雷による「雷害」は、日本においても日常生活への影響を強めています。
被害を及ぼす雷には、直接建物に落雷する直撃雷や、建物の近くに落雷し通信線や電源線などから建物内に雷が侵入する誘導雷などがあります。これらを防ぐためには、通信・建物・電源設備にバランスのとれた対策が必要です。NTTファシリティーズは、長年にわたり全国の通信用建物を雷害から守ってきた豊富な経験と、IEC(国際電気標準会議)での活動等で培った、世界トップレベルの雷保護技術を活用し、高水準の雷害解析と雷害対策を下野新聞社(栃木県宇都宮市)へ提供しました。
新聞社の使命は、新聞の発行を絶対に絶やさないこと。そのためには、データ編集・制作および通信機器の防護措置が必要で、特に電源線および通信回線から侵入する雷サージへの対策がポイントとなります。その具体的な方策として、建物に付属する避雷針などの既存設備はそのまま活用し、電源系統と通信系統の外部との境界にサージ防護デバイス(SPD)を114個設置、現在も安心して運営されています。

電源・通信両系統を守る雷害対策

電源・通信両系統を守る雷害対策
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