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環境R&D メガソーラー── 太陽光発電のシステムインテグレーターとして


太陽光ハイブリッドシステムの実証実験

概要・経緯

  太陽光ハイブリッドシステムは、太陽光発電技術と太陽熱利用技術とを融合させたシステムです。太陽電池の裏面に熱取得モジュールを搭載したハイブリッドパネルにより、太陽エネルギーを電気と熱に変換することが可能です。変換された熱は給湯予熱として利用できます。2012年7月より日比谷総合設備株式会社と共同で実証試験を開始しています。


目的・効果

本システムは、太陽エネルギーの約16%を電気エネルギーに、最大約38%を熱エネルギーに変換できるため、ハイブリッドパネルは従来の太陽電池パネルと比べ、面積あたりの太陽エネルギーの有効活用が可能です。また、吸熱により太陽電池の温度上昇も抑制できるため、発電損失の低減も期待できます。

 

今後の展開

今後は実証試験を継続しながら、さらなる変換効率向上や低コスト化に向けた改良を進めるとともに、他のコージェネレーション(熱電併給)システムと組み合わせたシステムの導入も予定しています。また、電気と熱を併用する施設への導入を提案し、クリーンエネルギーシステムの普及をめざします。

 

太陽光ハイブリッドシステム


*1 熱取得モジュール

マイクロヒートパイプと集熱管から構成され、太陽電池パネルの裏面の熱をヒートパイプにより吸収するとともに集熱管を通る液体と熱交換する装置。


担当者から・メガソーラーPT 実証研究担当

小田和彦 写真

現在、再生可能エネルギーの固定価格買取制度によって、太陽光発電などの普及が進んでおりますが、今後さらに期待される、多様なクリーンエネルギーシステムのノウハウ、技術を蓄積し、地球温暖化対策に貢献したいと考えています。

関連ホームページ
    http://www.ntt-f.co.jp/news/heisei24/h24-0706.html (ニュースリリース)





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