2013年2月20日(水)~2月22日(金)、新潟エリアにて移動電源車広域駆付演習を実施しました。 目的は、広域大規模災害における統制能力強化、積雪エリアへの移動電源車広域駆付け、燃料給油などを行い、問題点の抽出ならびにノウハウの継承を図ることです。 新潟県中越地方での地震による広域停電を想定し、電源車8台、タンクローリー1台が駆付ける演習内容であり、停電などの被災状況についてはブラインド訓練方式(事務局がリアルタイムに提示)で実施しました。 統制者に対しては、停電の発生・復旧による行先変更、道路の通行止めによる交通経路の検討。電源車班に対しては、当該エリア電力保守者によるサポートなしでの電源車運行、給電切替シミュレーション、電源車への給油シミュレーション。オペレーションセンタに対しては、到着した電源車班に対する遠隔開錠、ムサシ産業(株)によるタンクローリーでの給油シミュレーションを行いました。 当日は天候が悪く、吹雪で高速道路がチェーン規制になる厳しい状況の中での演習となりました。演習後の意見交換では、ビルの位置情報を含む各種データや積雪エリアへの電源車駆付けにおける装備などの課題が明確になり、今後の災害に対する良い訓練になりました。 【参加組織等】 |