お問い合わせ

NTTファシリティーズ

メールのアイコン

CSR報告書 2017 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

HighLight 2017

2016年度活動事例 01

ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの積極的な提案と実現

社会の低炭素化を推進するため、先進的な技術の導入促進に向けた官民連携が、日本においても活発化しています。建物の運用段階での一次エネルギー消費量を、省エネや再生可能エネルギーの利用をとおして削減し、限りなくゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」もその一つであり、各地の大規模施設等を中心に取り組みが進みつつあります。
NTTファシリティーズがZEB化技術の提案及びソリューションの施工を担当した藤崎建設工業新社屋は、中規模ビルにZEB化を実現した先進的な事例です。2017年3月に完成した同社屋は、建物の断熱性の徹底は勿論、高効率空調機器や太陽光発電、蓄電施設の導入などを実施。IoTを活用したきめ細かい制御システムを構築することで、108%のZEB化を実現しています。設計を完了していた施設をZEB化に転換し、納期内に実現した点も特筆されます。ZEB化により導入したセンサーから得られるデータは、施設の省エネ性に加え、利用者の利便性や快適性にも寄与しうるものであり、当社はこれらの経験を踏まえ、さらなる価値の提供を模索していきます。

藤崎建設工業 新社屋

藤崎建設工業 新社屋

上:新社屋外観/左下:太陽光発電+蓄電池/右下:照明制御システム「FIT LC」

2016年度活動事例 02

グループで推進する自社の低炭素化

NTTファシリティーズでは、環境ソリューションの提供を通じた社会の環境負荷低減とともに、自社の事業活動による環境負荷低減を主要な社会的責任の一つと定めグループで推進しています。
具体的には「自社の低炭素化(CO2排出量削減)」を主要な取り組み項目に位置づけ、「オフィスにおける電力使用量削減」と「社用車の低燃費・低公害車化」の2つのアプローチから取り組みをすすめています。
電力使用量の削減では、FIT LC(フィットエルシー)をはじめとする省エネ機器の設置をすすめるとともに、クールビズ等の省エネ活動を実践しています。この結果、2016年度の国内オフィスでの電力使用によるCO2排出量は7,519t-CO2(2010年比23%削減)を達成しました。社用車については、ハイブリッド車やクリーンディーゼル車等の低燃費低公害車の採用拡大やエコドライブの実践などでCO2排出量1,672t-CO2(2010年比31%削減)を達成しました。
また、あらたに再生可能エネルギーの利用拡大にも取り組み、自社ビルである新大橋ビル(NTTファシリティーズイノベーションセンター)の電力を2017年度より再生可能エネルギー由来のCO2排出のない電力に切り替えています。
今後も低炭素化の取り組みをすすめ、パリ協定の2℃目標実現に貢献していきます。

NTTファシリティーズ イノベーションセンターはCO2を排出しない電気※を使用しています。 ※エネットのグリーンメニューを適用し、排出係数0(kg-CO2/kWh)の電力供給を受けています

NTTファシリティーズグループ「環境テーマ」および「環境保護アクションプログラム」の詳細は、詳細版CSR報告書「人と地球のコミュニケーション」をご覧ください。

http://www.ntt-f.co.jp/csr/sreport/envre2016/c/index.html

再生可能エネルギーの活用推進

NTTファシリティーズでは、再生可能エネルギーを活用する社会の仕組みづくりを推進しています。中でも太陽光発電はその中核と位置づけています。山梨県北杜市で運営するFソーラーリサーチパークでの太陽光発電モジュールなどの評価・検証や発電システム効率向上技術等の開発、及び全国に展開する自社メガソーラー発電所等の構築・運用で培った技術とノウハウを礎に太陽光発電の未来を担うシステムインテグレーターとして、最高峰の太陽光発電システムの提供に挑み続けています。

蓄電池を活用した高度制御型ディマンドリスポンス実証事業の参画

NTTファシリティーズは、資源エネルギー庁の補助事業「バーチャルパワープラント構築実証事業」の一環として、2016年6月より、埼玉県東松山市の公共施設等に設置した蓄電池を高度に制御するネガワット取引のサービス実証事業を開始しました。
ネガワット取引とは、電気事業者からの要請に応じて需要家が需要を抑制し,その抑制量に応じた対価を電気事業者が支払うものであり、ディマンドリスポンスの普及に向けた重要な仕組みとして内外の関心を集めています。本事業では、2015年度構築したディマンドリスポンスシステムに需要抑制量(ネガワット量)の制御性を高める機能等を追加開発し、東松山市が保有する蓄電池を活用してサービス実証を行いました。この実証により、需要家の需要変動に追従する蓄電池制御アルゴリズムやその有効性等の検証を実施しました。今後は本事業の成果を通じて、より精度の高いネガワット取引の実現をめざし、一層の省エネ社会の構築に貢献していきます。

実証事業概要

「パース図
現物写真
次世代を支える、太陽光発電システム構築ソリューション メガソーラー NTTファシリティーズの太陽光発電事業 全国に展開するメガソーラー発電所 NTTファシリティーズは、太陽光発電の発電事業者として、またシステムインテグレーターとして、日本における自然エネルギーの有効活用を推進します。 全国73ヵ所 203MW 2017年3月末 現在 NTTファシリティーズの太陽光発電事業 全国に展開するメガソーラー発電所
PAGE TOP