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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2017 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

環境リスク対策の徹底

NTTファシリティーズグループでは、温室効果ガスの排出抑制や有害物質の適正な管理、その他環境関連の法令遵守などを「環境リスク項目」として重視し、取引先も交えた取り組みを推進しています。

環境法規制順守状況

NTTグループのPCB・アスベスト対策

NTTグループが保有する有害物質のPCB(ポリ塩化ビフェニル)については、法令などに基づき適正に保管・管理し、国が主導する処理施設において無害化処理を進めています。
建物に使用されてきたアスベスト対策については、机上調査、成分分析調査などによりアスベストの含有有無を把握して対象箇所を特定の上、適切な管理を行っています。管理対象箇所においては空気環境測定により浮遊するアスベストの環境把握を行い、適正な管理を行うとともに、対策の優先度に応じた計画的な除去などの措置対策を推進しています。
NTTファシリティーズグループは、運用を請け負っているNTTグループ所有のファシリティの適正な管理を徹底し、これらの対策推進に寄与しています。

  • PCB含有機器類の適正保管・点検状況

    PCB含有機器類の適正保管・点検状況

  • PCB含有機器の無害化処理に向けた搬出作業

    PCB含有機器の無害化処理に向けた搬出作業

環境リスクに関するガイドラインの徹底

省エネ性能ガイドライン

NTTグループが排出する温室効果ガス(CO2)排出量の90%以上は通信設備やオフィスの電力使用にともなうものです。これを効果的に削減するためには、NTTグループが導入する装置に対して、省エネ性能の高い装置を開発・調達することが不可欠です。 そこで、NTTグループ8社では、社内で使用するルータ・サーバなどのICT装置の開発・調達に当たっての基本的な考え方や装置別の目標値を「NTTグループ省エネ性能ガイドライン」として定めました。
NTTグループは本ガイドラインに基づき、社内で使用するICT装置について、機能、性能、コストに加え、省エネルギー性能(以下、省エネ性能)を考慮した装置の開発・調達を行います。今回、本ガイドラインを制定するに当たっては、ICT分野におけるエコロジーガイドライン協議会の定める「ICT分野におけるエコロジーガイドライン」を参考にしています。
NTTファシリティーズグループでは、「NTTグループ省エネ性能ガイドライン」を制定して、2010年5月より、運用を開始しました。運用に当たって、関係組織にキャラバンを実施しました。
また、グリーン調達ガイドライン<追補版>を改訂し、省エネ性能ガイドラインに準拠した調達を行っています。購入サプライヤに対しては、本社ホームページから周知を実施しています。 対象製品の拡大に対して、NTT持株会社主催の「省エネ性能標準評価法WG」に参画し、情報収集および社内周知を実施しています。

グリーン調達ガイドライン

製造部門を持たないNTTファシリティーズでは、取り扱う製品はすべて外部から調達しています。これまでも、調達の際には、NTTグループ主要8社で制定した「NTTグループ グリーン調達ガイドライン」に基づき、「環境の配慮が行き届いた会社」の「環境影響に配慮した製品」を選定してきましたが、新たに2014年3月に「NTTファシリティーズ グリーン調達ガイドライン」として制定しました。
ガイドラインでは、サプライヤの皆さまの取り組みとして

  1. ①環境方針の作成
  2. ②環境マネジメントシステムの構築
  3. ③製品アセスメントの実施

を求めているほか、調達する製品への有害物の使用抑制やリサイクルに適した材料の採用など、具体的な要求事項をまとめた「プラスチック材料の統一/選定ガイドライン」「有害物の使用抑制ガイドライン」「プラスチック材料名の表示ガイドライン」「省エネルギーガイドライン」を内包しています。また、サプライヤ自体の評価についても規定しています。
今後も、サプライヤの皆さまとともに継続して環境保護に貢献していくために、定着化の推進についても関連部門とともに取り組みながら、環境への配慮が行き届いたサプライヤの開拓、環境に配慮した製品の調達に努めていきます。なお、2011年度以降、主要サプライヤは、ISO14001の認証を取得しています。

グリーンR&Dガイドライン

企業は通常の事業活動を通じてさまざまな面から環境に負荷を与えており、めざすべき持続可能な社会の構築に向けて、地球温暖化対策、廃棄物・リサイクル対策、大気環境対策、水・土壌・地盤環境対策、化学物質対策、自然環境の保全などの環境対策を実施していく必要があります。創意工夫を凝らしつつ、事業内容などに照らして適切で効果的・効率的な地球温暖化対策や生物多様性の保全などを自主的かつ積極的に実施することや、提供する製品・サービスのライフサイクルを通じた環境負荷の低減などの実施を求められています。
NTTでは、NTTグループ各社の事業にともなう環境負荷の低減を進めるとともに、研究開発を行う際にどのような観点で環境に配慮すべきかという指針を示した「グリーンR&Dガイドライン」を制定しています。
NTTファシリティーズグループにおいても、このガイドラインに基づき独自に「グリーンR&D運用規定」を制定し、研究開発の成果であるサービス・システム・装置などについて、ライフサイクル全体にわたる環境負荷の低減を実行するために、有害物の不使用や長寿命化、運用時の省エネルギー化の工夫といった具体的な配慮事項を定めています。
研究開発の開始時から完成時における環境配慮事項を客観的な評価が行われるようアセスメントシートを活用することで環境への配慮を行っています。

低公害車導入ガイドライン

社用車使用に起因するCO2の排出量削減に向けて「低公害車導入ガイドライン」を設けています。これは、「2030年度に向けた環境の取り組み」における当グループによる年間CO2排出量削減にともない、社用車使用に起因するCO2排出量の削減をめざすための措置です。

● 対象車両
NTTファシリティーズおよび地域会社(7社)が使用している全社用車(特殊車両除く)
● 車種選定
車種選定は特殊車両を除き、次に挙げる低公害車の順で検討する
  • 1. 電気自動車
  • 2. ハイブリッド自動車
  • 3. その他自動車は、低燃費かつ低排出ガス認定車

※改正省エネ法による重量車 (トラック、バスなど) のトップランナー基準(2015年度目標)、乗用車・小型バス・小型貨物車の新燃費基準(2015年度目標)達成車、または、2010年度基準+10%以上達成車とする。

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