自社の環境負荷の削減
NTTファシリティーズでは、環境ソリューションの提供を通じた社会の環境負荷低減への貢献とともに、「環境保護推進アクションプログラム」基づき自社の環境負荷低減についても積極的に取り組んでいます。
主要な管理項目の成果
3Rの推進
<事務用紙の削減>
主要オフィスの全会議室にプロジェクタを設置、打合せスペースに大型モニター付端末を配備するなど打合せや会議のペーパーレス化を推進し、2018年度の事務用紙使用量(A4用紙換算)は前年度より約7.0百万枚削減の41.1百万枚となり、一人当たりの使用枚数についても目標を達成することが出来ました。
1人当たりの事務用紙使用量
温暖化防止
<オフィス電力使用量の削減>
省エネ機器の導入やクールビズなどの省エネ活動を継続したほか、再生可能エネルギーの利用拡大にも取り組みました。自社ビルである新大橋ビル(NTTファシリティーズイノベーションセンター)の電力を2017年度よりエネット社が提供する再生可能エネルギー由来のCO2排出のない電力に切り替えています。
これらの取り組みにより、2018年度の温室効果ガスの排出量は約599t-CO2減少しました。また、電力使用量そのものも2017年度比で約40万kWh削減し着実に省エネ活動の成果が出ています。
国内オフィスでの電力使用による温室効果ガス排出量
<社用車燃料使用量の削減>
エコドライブの継続実践に加え自社で定めた「低公害車導入ガイドライン」に基づき、移動電源車などの特殊用途車や使用環境などにより車両仕様に制限がある場合を除き、電気自動車やハイブリッド車、クリーンディーゼル車などの次世代自動車や低公害車への切り替えをすすめています。2018年現在、社用車の81.8%が次世代自動車を含む低公害車となりました。
こうした取り組みにより、2018年度の社用車の走行による温室効果ガス排出量は1,424 t-CO2と前年度より7.7%の削減となり目標を達成しました。
社用車走行による温室効果ガス排出量
次世代自動車の保有台数
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | |
---|---|---|---|---|
電気自動車 | 5 | 5 | 5 | 3 |
プラグイン ハイブリッド車 |
0 | 1 | 1 | 2 |
ハイブリッド車 | 126 | 134 | 139 | 151 |
クリーン ディーゼル車 |
80 | 100 | 120 | 131 |
天然ガス自動車 | 1 | 0 | 0 | 0 |
廃棄物対策
<オフィス内排出廃棄物の削減>
2018年度の最終処分率は0.1%となり目標を達成できませんでした。引き続き、排出量削減とリサイクル推進による処分率の低減に取り組んでいきます。
最終処分率の推移
オフィス電力削減に向けた取り組みについて
全社での取り組み
日中の消費電力の削減は、企業が全社規模で取り組める電力ピークカットの代表的な手段といえ、徹底することで大きな効果も期待できます。NTTファシリティーズでは、この遂行に向け、昼休み時間の消灯は勿論のこと、業務用PC端末や複合機などのオフィス機器の省エネ設定などを全社で励行しています。また5月〜9月のクールビスと11月〜3月のウォームビスを継続的に実施し、お取引先との面談などでのご理解・ご協力をいただいています。
本社での取り組み
本社ビルでは、上記に加え、よりファシリティを活用した、「私たちならでは」の取り組みを進めています。具体的には以下のようなものがあります。
- ●「RemoniスマートWatcher2.0」を活用したPC端末ごとの節電
- 業務端末上での電気使用量を見える化するソリューション「RemoniスマートWatcher2.0」を活用し、各端末のwebブラウザ上に使用電力と目標電力を表示。業務でPC端末を使用している社員に節電を促しています。
RemoniスマートWatcher2.0による電力使用量のweb上への表示
- ●「スマート・ライティング・コントローラー(SLC)」を活用した効率的な照明使用
- オフィスの電源は、1つの照明ボタンで複数の照明を制御しているケースが大半です。SLCは、ネットワークコントローラと制御アプリケーションを駆使し、こうした照明のON/OFFを1灯ずつ制御できるようにするソリューションです。本社ビルでは、効果の検証もかね同ソリューションを積極的に導入してきましたが、2013年度から自席での照明操作が可能となり、実運用での利便性がさらに向上しました。
スマート・ライティング・コントローラー(SLC)による見える化
- ●LED照明の採用
- 本社ビルではお客様をお迎えする受付エリアや一部フロアでLED照明を採用し、消費電力の削減を図っています。