ファシリティマネジメント（Facility Management）とは、企業が保有する土地や建物といった経営資源のパフォーマンスを最大化する総合的なマネジメント手法です。近年の日本は、フロー型からストック型社会へ変化し、建物や施設においては、古くなった建物を壊して新築する「スクラップアンドビルド」から、建物を資産として残し、長期的に運用する考え方が主流になってきています。
ファシリティマネジメントは、中長期的な視点で、遊休地などの土地活用による収益性や管財業務の効率化による生産性の向上、建物・施設における修繕業務などの運用コスト、関連法規の尊法性確保によるリスクの低減などを図り、ライフサイクルコストを抑えながら資産価値を向上させることを目的としています。

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