NTTファシリティーズ
一級建築士事務所
NTTコミュニケーションズ アークス浦安パーククラブハウス
写真撮影 プライズ 山崎浩治
建築物概要
- 竣工
- 2018年3月
- 主要用途
- スポーツ練習場
- 所在地
- 千葉県浦安市
- 敷地面積
- 38,010.37m2
- 延べ面積
- 3,520.75m2
- 建築面積
- 2,306.80m2
- 構造規模
- S造 地上2階(クラブハウス)、平屋(倉庫、駐輪場)
特徴
2018年4月、「NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス」の新拠点が完成しました。 3万8000m2の敷地に、国際試合の規格を満たすラグビー専用の天然芝グラウンド2面とサブグラウンド、屋内練習場や観覧機能を備えたクラブハウス、倉庫等が配置されています。計画にあたり、選手の「トレーニング環境」や、選手を支えるスタッフの「サポート環境」を充実させると共に、選手とスタッフが密接に連携し、チームとしてのパフォーマンスを最大化する環境整備を実施しています。
■チームシナジーを高める
クラブハウスは、グラウンドと平行に配置され、屋内練習場、ウェイトルーム、スタッフルームといった主要機能がグラウンドに接し、屋内外を一体的な練習環境と捉えて計画しています。「屋内練習場」は、人工芝で仕上げられ、屋外同様にスクラムやボールを使ったトレーニングが可能です。また、その様子はカメラによって記録され、高度な分析により選手へ効果的なフィードバックを行うことができます。また、屋内練習場は日常動線の中心に配置され、チームの密接なコミュニケーションを促し、チームシナジーを高める結節点として機能します。 グラウンドを俯瞰する長さ80mのバルコニーは、日常的にはコーチングの場に、練習試合時にはスタンド(観客席)になります。そのほか、フィジオルーム、ラウンジといったリフレッシュ機能が整備され、外を眺めると一面に広がる天然芝の開放感のある眺望が得られ、選手の心身を癒やします。
■開かれた交流の場づくり
観覧バルコニーやテラス、エントランス、サブグラウンドは、チームと地域の方々との交流の場として開放することができます。また、敷地の外からもグラウンドの見通しが利くよう植栽や辻空間が計画され、練習風景は常に地域に開かれています。
掲載雑誌
LANDSCAPE DESIGN 2018年8月号
月刊体育施設2018年8月号