外資系企業の外国人家族や日本人の富裕層をターゲットに開発された高級賃貸マンション。大型住戸（約150～325m²／戸）が25戸、延床面積が約8,000m²という規模は、全住戸がここまで大型でまとまっている物件という点では、一般的にみてもあまり例がなく、賃貸マンションとして極めて希少価値の高い物件です。
　計画地は面積が約4,300m²とゆったりしているが、高低差が10mという崖地にあり、さらに前面道路幅員の関係上建物高さを15m以下にする必要があるという厳しい条件下で容積消化を追求することが課されました。
断面的に崖の傾斜に添う形で一層ずつセットバックして建物の高さを抑え、そこに豊かなルーフテラスといった付加価値を加えながら西側への眺望をより多くの住戸に生かせる計画としました。
平面的には敷地形状に沿って雁行配置することであえて外壁率を高め、全室2面以上の採光が確保できる住戸プランを実現しました。