文化を発信する先進的な商業エリアと武蔵野の面影が色濃く残る屋敷街であった普遍的な住宅エリアが同居する代官山。この結節点に「ウェリス代官山猿楽町」は位置しています。
本計画は、隣接する施主共同開発の商業施設「代官山T-SITE」を含めた面的な街区開発です。居住者がその利便性・賑わいや、緑豊かで大らかな代官山の住宅エリアとしての良質な住環境を享受し、さらには当街区が良質な街並み形成に寄与するような計画を目指しました。
敷地単体での完結ではなく両街区がそれぞれヒューマンスケールを構成しながら繋がり合うことで、代官山らしいコミュニティの活性化を促すこと、不動産としての価値創造だけでなく居住者の住環境や街区の価値を向上させ、更に良質で魅力的な都市環境を形成することを目的としています。その中で、場所性をふまえたレジデンスデザイン・「上質な心地よさ」を求める居住空間デザインを実現しました。

「省エネ・照明デザインアワード2013」 優秀事例賞