NTTファシリティーズ
一級建築士事務所

パティーナ大阪は、カペラホテルグループの日本初進出となるラグジュアリーホテルです。敷地は上町台地の北端、大阪城と難波宮跡の間に位置し、三方豊かな緑に囲まれています。この唯一無二の立地を生かし、訪れるゲストへ特別な体験を提供しつつ地域の魅力を高める建築をめざしました。
歴史と現代が重なり合うパノラマの風景を切り取り、内外をつなぐテラスをルーフトップ、客室、低層各所へ挿入することで、ゲストが景色の移ろいと共に過ごすことができる多様な場を創出しました。内部は大阪城や難波宮の記憶を想起させる石、土、木、銅などの自然素材を展開し、ここならではの居心地の良さを提供しながら、高い環境性能を両立させることで一次エネルギー消費量30％削減を達成し、ZEB Oriented認証を取得しています。
大阪城と正対するファサードは端正なガラスカーテンウォールとし、時々刻々と表情を変えながら街並みと調和し、難波宮跡公園と一体的に整備された遊歩道・緑地はエリアの回遊性を向上させ、ランダムに積層された緑の庇と共にシームレスで豊かな緑を創出することで大阪市初の『SEGES「つくる緑」認定』*を取得し、地域の魅力向上に寄与しています。


*『SEGES「つくる緑」認定』：緑地を保全・創出することでみどりによる社会や環境への貢献を目的とした計画やプロジェクトを認定する制度

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