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NTTファシリティーズ

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CSR報告書 2015 事業を通じ、さまざまなシーンで社会に貢献する。私たちNTTファシリティーズのCSR活動の成果をご報告します。

HighLight 2014

smart&safety

CASE 02 低炭素社会の実現に貢献する事業の推進

私たちが注目している社会の変化

地球温暖化の進行

世界的に続く平均気温の上昇や頻発する異常気象は、各地に深刻な損失を及ぼしています。それらの一因として大気中のCO2濃度の上昇が問題視されています。現在、低炭素化の取り組みが世界規模で進行中ですがCO2濃度の上昇傾向には歯止めがかかっていません。このように、地球温暖化は、早急な対策が求められるメガトレンドといえます。
NTTファシリティーズも、経済活動を支える多彩な設備群の構築や運用、管理を担う企業として、その低炭素化を推進することを社会から期待されています。これをうけ、先進の省エネ機器や洗練された統合管理システムの導入を積極的に推進し、低炭素社会の実現をけん引しています。

世界のCO2濃度の推移(全球での年平均値)と世界の気温の推移(1981年~2010年の30年平均値に対する偏差)

私たちのアクション

データセンターの空調電力を半減する「FMACS-V hybrid」

ICTを活用したサービスは、ビジネスや日常生活に深く浸透しており、ICT装置を集中管理するデータセンターの重要性は高まっています。重要性の高まりとともに消費電力も増加しており、省エネルギー化が強く求められています。
データセンターでは、ICT装置を安定して運用するため、専用の空調設備が、圧縮機を用いた「圧縮サイクル」により、年間を通じて冷房運転を行うのが一般的です。
NTTファシリティーズでは、空調設備の省エネルギー化に向けて、自然エネルギーを活用する高効率空調装置「FMACS-V hybrid」を開発しました。開発した空調装置は、外気温度が低い時期には、圧縮機よりも消費電力の小さい冷媒ポンプにより冷房を行う「ポンプサイクル」、外気温度が高い時期には、効率を改善した「圧縮サイクル」と外気温度に応じて2つのサイクルを自動で切替え、冷房を行う特長があります。
「FMACS-V hybrid」により、年間を通じて高い運転効率にて運用が可能となり、データセンターの空調電力を半減することが可能です。このような技術の先進性が評価され、「FMACS-V hybrid」は、(一社)日本機械工業連合会主催による平成26年度優秀省エネルギー機器表彰「経済産業大臣賞」を受賞しました。

従来の空調装置とFMACS®-V hybridの運転方式比較

CASE 03 自然エネルギーを積極活用した社会の実現

私たちが注目している社会の変化

エネルギー資源の枯渇

人口の増加や各国の経済発展を背景に、人類が必要とする天然資源の量は増加しています。一方、天然資源は有限であり、供給量の増加が需要量の増加に追い付いていないのが現状です。特に石油や天然ガスといった化石燃料由来のエネルギー資源は世界的に希少化が懸念されており、世界各国のエネルギー自給率の低さとあいまって、将来的な国際紛争のリスク要因となる可能性も指摘されています。
エネルギー供給問題に抜本的な対策が求められる中、NTTファシリティーズは、化石燃料と異なり潤沢な供給が期待でき、かつ低炭素化にも貢献できる自然エネルギー、特に太陽光の活用に着目し、サステナブルな社会づくりの可能性を模索しています。

エネルギー自給率

エネルギー自給率

私たちのアクション

Fソーラーリサーチパーク

Fソーラーリサーチパークは、NTTファシリティーズが山梨県北杜市に独自に構築した太陽光発電実証サイトです。太陽光発電の技術は日々進化しており、特にその活用の場が広がり続ける中、安全・確実で効果的な設備運用ノウハウの蓄積は、私たちNTTファシリティーズの最も重要な責任の1つであるといえます。
同パークは、このような問題意識のもと、多様な実環境下での評価・検証を行う最先端の実証フィールドです。2015年10月現在、約4万m2の敷地内では4つの評価・検証(モジュール評価、架台検証、設計技術検証、スマートビジネス検証)を展開し、太陽光発電の未来を担うシステムインテグレーターとして、最高峰の太陽光発電システムの提供に挑み続けます。その成果は、総合発電効率※を90%以上にするシステム設計技術や低コスト・長寿命・施工性・デザイン性を追求したソーラーパネルECO架台「FIT SOLAR®」などに活かされ、日本各地のメガソーラーを支えています。今後とも、世界的な技術進歩に合わせて実証内容を刷新しつつ施設を拡張し、最終的には2MW級の発電施設を構築する予定です。

※発電時のエネルギー変換ロスをゼロとした「理想発電量」に対する、実発電量の割合。
 一般的には総合効率は65~80%。

設計技術検証エリアとFソーラーリサーチパーク 全体

NTTファシリティーズの太陽光発電事業

全国に展開するメガソーラー発電所

NTTファシリティーズは、太陽光発電の発電事業者として、またシステムインテグレーターとして、日本における
自然エネルギーの有効活用を推進します。

NTTファシリティーズの太陽光発電事業 全国に展開するメガソーラー発電所 NTTファシリティーズの太陽光発電事業 全国に展開するメガソーラー発電所
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