Solution
空冷式空調機/ラック型
<FTASCL®-RS/C>
19インチラックサイズの局所対応空調機
- 受賞歴
- 平成24年度 日本冷凍空調学会技術賞受賞
高効率・省スペース・高信頼を追求したデータセンター用の局所対応空調機です。特に発熱の大きいラック列内に配置し、二重床吹き出し空調の冷気給気を補助することで、効率的な冷却を行うことができます。
室内機
- 空調機背面(ホットアイル)から装置排熱を吸い込み、空調機前面(コールドアイル)に冷気を吹き出します。
- 吹き出し温度制御、吸い込み温度制御を選択可能です。その他、コールドアイル内における任意の5箇所で温度制御することもできます。
- 冷媒配管は下取り出しおよび上取り出しが可能です。(標準タイプは下取り出しとなります)
室外機
- 室外機は下面吸い込み、または前面吸い込みを選択できるため、設置スペースを柔軟に確保できます。(標準タイプは下面吸い込みとなります)
操作バネル
- 一つの操作パネルで20台までの運転状態の監視と各種設定、運転指示が可能です。また、全台数の一括運転や一括警報の外部入出力機能も有しています。
配管
- 冷媒の搬送抵抗による能力低下を抑制することで、配管長は 160mまで対応可能です。
FTASCL-RS/Cは日立アブライアンス株式会社との共同開発製品です。
特長
データセンター用局所対応空調[FTASCL®(エフタスクル)-RS/C]の主な特長を紹介します。
優れた省エネ・環境配慮性能
データセンター用空調としては、世界トップレベルの省エネルギー性能である、年間総合COP※1=5.2を実現。また、オゾン層を破壊しない冷媒R410Aも採用しています。
省スペースで効率的な冷却能力
34kW※2の冷却能力を19インチラックに搭載。効率的にICT装置を冷却します。
ラック型空調機は、局所的に不足している冷気を補い、熱によるICT装置のトラブルのリスクを低減させる効果があります。また、サーバールームの広さやICT装置の台数に合わせ、アイルキャッピングとともにシステムを構築することで、より理想的な冷却効果を発揮することができます。
※イラストはイメージです。ICT装置の種類や台数、設置場所の環境などにより温度の上昇と冷却効果は異なります。
高品質・高信頼の空調機
耐震性やEMC性能※3にも考慮した、高品質・高信頼の空調機です。
※1)年間総合COP…1年間連続で運転した場合の冷却能力の総量(kWh)を総消費電力量(kWh)で除した値。
消費電力には、圧縮機や室内/室外機ファン、制御基盤などの消費電力を全て含む。ここでは東京の気象条件で計算。
※2)標準条件(室内:35℃乾球温度/20℃湿球温度 室外:35℃ 配管長:5m)の場合。
※3)Electro-Magnetic Compatibilityの略語
電子機器装置から出る不要電波の放射を抑制する規定と他装置からの不要電波による干渉を避ける規定がある。
<FTASCL>は、株式会社NTTファシリティーズの登録商標です。
※本サービスは、NTTグループのスマートエネルギー事業の強化・拡大に伴う電力事業統合により、NTTアノードエナジー(株)との共同提案になる場合がございます。詳細は弊社営業担当者へご確認ください。
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