当施設は「利用者、家族、職員みんな笑顔があふれる施設(安心して、心豊かに過ごすことができみんなが利用したい施設）」を目指すことを基本理念として建設された特別養護老人ホーム（デイサービス・ショートステイ併設）です。
全ての共同生活室を南側の明るく見晴らしの良い場所に配置し、入居者が過ごしやすく集まりやすい場所とすることで、寝食分離の考えより日中は共同生活室で過ごし、寝るために居室に戻るという生活スタイルを促す計画としました。
ユニットごとにテーマ（花鳥風月）を設定し、画一的ではなく特色のある内装計画とすることで自分の家として意識できる空間を目指しました。アクセントに地元三重県産の木材（あかね材）を使用することで、素材のぬくもりを感じられる計画としました。

第35回三重県建築賞　入選

近代建築　2016年9月号
建築ジャーナル　2016年8月号