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NTT西日本 PaletteS四国

建築物概要

竣工: 2024年12月

主要用途: 事務所、車庫、福祉施設

所在地: 愛媛県松⼭市

敷地面積: 6,810.26㎡

延べ面積: 7,862.07㎡

建築面積: 1,414.27㎡

構造規模: 鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）
地上6階

特徴

本施設は、NTT西日本の四国エリアにおけるコーポレート部門・営業部門の拠点となる新しい事務所棟です。入居者の多くは隣接する既存本棟からの移転であり、同敷地内のINS棟にて運営していた企業主導型保育園も1階へ入居しています。

新事務棟の設計にあたっては、「新たな働き方へのチャレンジ」「松山のまちづくりとの連携」「環境負荷低減」を基本コンセプトとして、昨今の急激な物価高騰のなか経済合理性を追求しつつ、新しい働き方・街づくり・環境へアプローチする場の創出に取り組みました。

新たな働き方へのチャレンジでは、基準階事務室をフリーアドレス運用とし、共創空間「C-loop」を構築しました。それにより、社員の自律的な働き方を促進し、部署間の垣根を超えた横断的なコミュニケーションを誘発することで、新しい概念やインスピレーションを生み出す場の提供をしています。松山のまちづくりとの連携においては、企業主導型保育園の整備や歴史エリアの構築、前面道路に対して後ろに控えた位置での建物配置、地域に開いた外構整備などを行い、また環境負荷低減としては、県産材の木ルーバーや軒天木天井を使い、地産地消に貢献しながら、省エネ・創エネ施策を積極的に導入して一次消費エネルギー量を59%削減しました。社会や地域との距離を縮めるような「新たなる県域支店の旗艦ビル」を松山につくり出しました。

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